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-- 復興メモ

最近マイボードを買いました。せっかく東北にいるのでもっとゲレンデに行きたいですね。写真はみんなで初詣@釜石より。

■リクルートキャリア社訪問

木曜日はリクルートキャリア社を訪問です。三陸沿岸企業の採用や人材育成支援に関する打合せで、広域連携も含めて、具体的なアウトプットイメージが見えてきました。

釜石で学生インターンを受け入れていることから「キャリア形成の本質って何だろう」という話になり、そこで挙がった「いかだ下りと山登り」の話が印象に残っています。

20代はいかだ下りのように眼前の課題解決にがむしゃらに取り組み、30代を過ぎたら自分の登るべき山(=仕事)を決めていきましょうという内容で、リクルートワークス研究所長の大久保幸夫さんが提唱されています(http://p.tl/77hI)。

わりと一般的な考え方かもしれませんが、年明けに「ビジョンがないことがビジョン」と書いていたこともあり(http://p.tl/qm5S)、はじめてピンときた気がします。

 

■「希望学」広報かまいし抜粋(2008/04-05

2005年度より東京大学社会科学研究所が取り組んできた「希望学」。
釜石で行われたフィールド調査は20084月~20103月にかけて、市広報誌「広報かまいし」に寄稿されています。希望とはなにか、希望はどこからきて、どこへ行くのか。バックナンバー記事を2つずつ紹介していきます。

□「釜石と希望学(玄田有史氏)」200841日号より抜粋

「人口が9万人を超え、今よりもっと活気のあった時代を知る人にとって、現在はお世辞にも栄えているとは言いにくい。しかし、かといって、「昔は良かった」とクヨクヨしてばかりいる人に、わたしたちが出合うことは無かった」

「希望学では、希望を持って意欲的に仕事をしているのはどんな人か、全国アンケート調査をしたことがある。すると、過去に就職してから挫折をまったく経験してこなかった人に比べ、さまざまな挫折を経験し、それを乗り越えてきた人のほうが明らかに希望をもって意欲的に働いていた。釜石で聞いた生身のお話は、そんな研究を見事に裏付けてくれた」

□「釜石のキャッチフレーズ(橘川武郎氏)」200851日号より抜粋

「全国の商店街で活気を呈しているところは、次の二つの条件のどちらかを必ず充たしている。つまり、(1)居住人口が多いか、(2)観光客などの訪問者が多いか、のどちらかまたは両方である。人口が5万人に満たない現状の釜石では、2の条件が重要になる。観光客を増加させる上でヒントとなるのは、釜石を訪れる観光客数が周辺5市のそれより少ない事実である」

「同じ銀河ドリームライン沿線に所在しながら花巻・遠野より観光客数が少ないということは、「銀河ドリームラインの釜石」というイメージを打ち出すことができれば釜石を訪れる観光客が増えるが可能性が大きいということだからである。「銀河鉄道が三陸の海に出合う町・釜石」というキャッチフレーズを浸透させれば、釜石を訪れる観光客は増加するであろう」

「釜石は、地方都市としては珍しいほど、ユニークな観光資源に恵まれている。近代製鉄発祥の地の息吹を今に伝える産業遺跡群、地下での水作り施設や地底湖を擁しつつ稼働を続ける釜石鉱山、空のライトブルー・海のダークブルー・北上山地のグリーンをバックに展開する43基の真っ白なウインドファーム、世界最深級の湾口防波堤がもたらした全国有数の静水域、そして海と山を同時に満喫できるグリーンツーリズム…これらは、釜石にしか存在しない」

「釜石に必要なのは、観光客の心に響くキャッチフレーズを広めることである。「銀河鉄道が三陸の海に出合う町」、「第一級の自然の中で第一級のものづくり」、「海と山、水と風、そして『鉄人』たちが織りなす叙事詩を」…こんなキャッチフレーズが釜石にはふさわしい」

「広報かまいし」のバックナンバーはこちらから↓

http://p.tl/uZdG

 

■今後の予定

□「WORK FOR東北」採用イベント(28

28日に「WORK FOR東北」の採用イベントがあり、私からは釜石案件をご紹介します。応募を検討されている方や、被災地の現況にご関心のある方もぜひお越しください。お待ちしています。

日時:201428() 14:0017:30

会場:日本財団ビル1階バウルーム (港区赤坂1-2-2

申し込みはこちらから↓

http://p.tl/7NzI