~東京都日野市(総合計画vol.5)~
□キャッチコピー:ともに創ろう 心つながる 夢のまち 日野
□フリーコメント:
5つ目は東京都日野市。数回しか訪れたことはありませんが、このまちでは印象的な人との出会いがありました。総合計画の冒頭に「みんなが共有できるわかりやすい計画」とあり、市民意識調査・シンポジウム・グループ別/年代別インタビュー・パブリックコメント・地区ごとの懇談会など、策定経過がイメージできる文章に親しみを持ちます。
これは日本全体に当てはまることですが、少子高齢化の進展する地域では世代バランスが不均一となり、なにをもって世論とするかが今後ますます難しくなっていくでしょう。“神は細部に宿る”というか、意識調査やパブコメといった意見集約の設計が重要になります。
総合計画とは別になりますが、法政大学が市と制作した「Hino Vision 50」というグランドデザインを表現する資料が素敵です。時に“難しい”と評される行政情報の発信において、必要な要素の半分くらいはシンプルにデザイン力なのかもしれません。
「Hino Vision 50」:http://www.city.hino.lg.jp/index.cfm/196,0,348,2099,html
□基礎情報:※1
1)人口 約182,000人(平成22年度)
2)高齢化率 約20.9%(平成年度)
3)合計特出生率 1.27(平成20年度)
4)標準財政規模 約324億円(平成25年度)
5)財政力指数 0.95(平成25年度)
6)一人当たり純生産額 -
7)一人当たり所得 -
□総合計画はこちらから:
http://www.city.hino.lg.jp/index.cfm/196,90130,348,1998,html
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3分クッキング的に自治体の総合計画を紹介していきます。
(といっても、ホームページで公表されている総合計画の概要版などをざっと流し読みして、感じたことを書きとめていく、それだけです。”クッキングしてないよね?!”といったツッコミはご愛嬌で…笑)
資料作成の要諦は、「パッとわかって、グッとくる」こと。
業界や前提条件は違えど、計画策定が”つくるため”にあるのではなく、”なにかを動かす”ことにあるのであれば、本質は変わらないはず。。
(”どこも同じことが書いてある…”とか、”この計画、○○市の部分を隣まちに変えても気づかれないのでは…?”とか、”この表現/目標設定はすごいなー”とかとか、いろいろ気づきがあるはず!)
”ここの自治体おもしろいよ!”
”うちの自治体はどうかしら?”
といった情報&コメントもお待ちしておりますー
「3分レビュー(自治体総合計画)」の過去記事はこちらから:
http://kazz.blog.jp/archives/cat_800795.html
※:出所は総合計画、総務省、自治体公表資料より
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